リメイクドレスは 色々と巾の広い展開をしています。
1,ドレスからドレス(デザインが古い、サイズ変更)
2,ドレスからフォーマルスーツ (日常ではスーツ着用が多い)
3,着物からドレスへ (年代向きの素材柄が見つけにくい)
4,母のウェデイングドレスを娘に (20年から30年位前のドレスを再び復活)
5,その他
四つ身の着物からドレスにリメイク
四つ身の着物は七五三の七才のお祝い着で
お孫さんのお祝いに贈られる記念の着物です。
13歳の十三参りまで着られますが身内に
お祝い事がなけれは着る機会の少ない着物です。
一般には大切に次の代まで保管されています。
今回は ヴィオリン演奏をされている方が成人になられたので 大人のドレスのリメイク 2回目になります。
大人のサイズでは身頃部分が不足しているので脇部分、肩の部分を着物地をはさんでリメイクドレスに作り変えました。
着物柄の生かす方法
目立つ着物柄をドレスのスカート部分に置いています
着物素材をそのまま使用すると
ドレスの雰囲気とかけ離れる場合が多くあります
今回も柄がはっきりしているので 着物柄に同色のオーガンジーを重ねて柄の見た目を柔らかくしています。
オーガンジーは光沢もありドレスの雰囲気が出ます
四つ身の生地量からは大人のドレスは作れませんので
無地の部分の生地(洋服地)を組み合わせてドレスの広がりを出し作っています。
四つ身の着物
前位置の様子
四つ身の着物
後位置の様子
一度めのリメイクドレス
リメイク前のドレス
お嬢様が20年以上前にお召しになった
ウエデイングドレス ジャガード織のシルクサテン
袖、衿付きのドレス
リメイク後のドレス
大柄の模様が映えるシルクジャガード生地
シルク素材なので黄ばみがあり全体に薄地オーガンジーを重ねる 身頃はシンプルに裾広がりに変更
元のドレスの生地の様子
ウエデイングドレスに合う華やかなジャガード織生地
生地を100%生かすようにします
元生地にシャンパンゴールド色のオーガンジーを重ねた様子 シルク生地の黄ばみも抑え 全体に光沢を加えて今風のドレスのふんわり感を表現します。
制作ドレスのイメージのスタイル画
元ドレスを解体した様子
リメイクするドレスのパーツ 身頃部分の配置
ドレスの仮縫いの様子になります。
ドレス全体に同色のオーガンジーを重ねています。
リメイクをしたウエデイングドレス仕上がりです。
元ドレスがスレンダータイプだったので 上に重ねたオーガンジーでスカート部分の広がりを演出しています。
軽く、しわにならないドレス
チュール素材の軽く、シワにならない生地で
演奏用ドレスをお作りしました。
裏地は発汗性素材を利用していますので
夏の演奏会など 汗をたっぷりかいた後
ご自分で自宅で洗濯ができるドレスをご提案しました。
演奏会が遠方出会った場合 丸めてもしわにならず
軽く どこでも洗濯が出来 次の日も心配がいらないと
大変好評でした。
サイズ出しとリメイクをしました。
軽く、しわにならず 持ち運びが便利である と
長年ご愛用を頂き
今回 サイズ直しもあり デザインを変更してリメイクをしました。
ウエスト部分に変化を入れ 大人っぽくデザインの変更をしました。
ドレスからスーツへ
教員をされている方から
ブライダルのドレスのオーダーを頂きました。
その後の多く着用するフォーマルスーツにリメイクしました。
リメイクする目的が最初からありましたので
生地、色選び、デザインを最初から相談して
アイボリーのシャンタン生地を準備して
ドレス生地に別生地を保管ておきました。
ドレスのポイント
ハイウエスト切り替えのマーメードドレス 襟ぐりのビーズ付レースはそのまま生かしキャミソールにリメイクしています。
ドレスの大きいリボンからは上着の袖が作れます。
着物からドレスへ
音楽学院を経営されつつ演奏活動されている方からの依頼です。
中高年向きのドレスが中々存在しない。
キャリアのある方向きに 着物地からのドレスを提案しました。
着物柄が見立ちすぎないように全体にグレーのオーガンジーを重ねています。
ドレス表面に光沢が出る様しています。