デザイナーの 湯谷知子と申します。

服作りの中で ドレスにこだわり長年制作を続けています。

ドレス作りは バブル崩壊前(1970〜1990年代頃) 日本の企業が海外に一斉に進出し(家族を伴って)憧れの地に赴きました。その時に海外の赴任先ではドレス着用のパーティーがあり、奥様方のドレス準備は必須でした。

都内のデパートの多くはオーダードレスの部署が設けられ 私は東急本店のブライダルサロンに属しておりました。

ウエデイングドレスのオーダーと共に ミセス向きのドレスが大きく動いた時期です。

ミセスの方々の体系の幅の広さに苦戦し 仮縫いがいかに大事であるか また、

演奏の方々のドレスもまた演奏時には必須でお買い求めになりました。が

演奏者にフィットするドレスがなく「私は声楽、私はピアノ 演奏しやすいドレスを作って頂戴」のご要望に応じる事は 仮縫いしかない事を知り 私自身のドレス作りには必ず仮縫いを入れている制作を今も続けています。